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魚津埋没林は、スギ原生林が約2000年前に河川氾濫や海面上昇が原因で埋没したものです。 昭和5年に始まる魚津港修築工事で砂浜を掘削したところ、地中から直径2m以上の大きなものを含む200株以上の樹根が出土し、太古にそこが巨木林だったことが判明しました。 埋没林は、林に生息・生育していた動植物が地中に残され、当時の様子や環境の変化を探る手がかりとなります。 魚津埋没林は、環境変動を物語る貴重な資料として、国の特別天然記念物に指定されています。