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2014年1月23日更新
生物多様性シンポジウム 「 私たちの未来と生物多様性 〜考えよう!わたしたちにできること〜 」 平成25年12月21日(土)に新川文化ホール(2F展示ホール)で開催いたしました。 魚津市では、豊かな自然と生物多様性の保全が次世代へと引き継いでいけるように「生物多様性うおづ戦略」 の策定をめざしています。 生物多様性って? 地域と生物多様性のかかわりって? 私たちには何ができるの? そんな生物多様性について、一緒に考えるきっかけになればと開催したものです。 なお、当日の模様は平成26年3月2日(日)から3月8日(土)までNICE−TVにて放送されました。 開催概要 1.日 時 平成25年12月21日(土) 14時〜16時30分2.会 場 新川文化ホール 2階 展示ホール (魚津市宮津110 電話:0765-23-1123)3.主催等 魚津市 (環境省委託事業(魚津市生物多様性地域戦略策定事業))4.参加者 約200名 ・会場の様子 ・開会あいさつ (山本民生部長) 第1部 基調講演 「生物多様性と魅力的なまち魚津を目指して」 魚津市(中央通り)のご出身、藤田 香さん(日経BP社環境経営フォーラム生物多様性プロデューサー/日経エコロジー編集記者)が、「生物多様性と魅力的なまち魚津を目指して」と題して基調講演を行いました。 生物多様性とは何か、私たちの生活と自然の恵みとの関わり、また、カゴメやマクドナルドの企業戦略、兵庫県豊岡市「コウノトリ米」や新潟県佐渡市「トキ米」を例に生物多様性を通した豊かなまちづくりなどが紹介されました。 「生物多様性うおづ戦略」の策定について 第1部終了後、環境安全課から当日配布資料をもとに策定中の「生物多様性うおづ戦略」の内容や経過等を報告しました。 〜全体将来像〜 豊かな自然 多様ないきもの 未来につなごう ふるさと魚津 第2部 パネルディスカッション 「生物多様性と市民・企業の関わり」 (パネリスト) 日経BP社 環境経営フォーラム生物多様性プロデューサー/日経エコロジー編集記者 藤田 香 氏 潟Gコロの森 代表 森田 由樹子 氏 、 埋没林博物館 管理係長・学芸員 石須 秀知 氏 (コーディネーター) 富山大学大学院理工学研究部理学領域 准教授 山崎 裕治 氏 はじめに、生物多様性に関する現状や取組みなどを各自ご紹介いただき、その後、意見交換が行われました。 1.現状や取組みなどの紹介(山崎氏) 水生生物と生物多様性について 富山の川には103種(国内では約360種)の魚が生息していること、外来生物のブラックバスがイタセンパラを捕食していたことがDNA鑑定により判明したこと、スナヤツメの遺伝的かく乱などの現状を紹介いただきました。(石須氏) 魚津市の植物に見る生物多様性と博物館について 市内には約1,600種の植物が記録されており、地形(海岸から2,400m級の高山まで)に由来して多様であること、しかしながら富山県レッドデータブック2012には107種が記載され一部絶滅が危惧されていることなど、植物の現状を紹介いただきました。(森田氏) 生物多様性とエコツアーについて 潟Gコロの森というエコツアー会社の代表を務め、エコツアーとは環境保全と観光振興と地域経済振興の3つが成立するツーリズムであること、自然・歴史・文化など地域固有の資源を生かしたエコツアーによって観光を成立させ、体感することで参加者の保全意識が変わり共感が得られることなど、県内でのエコツアー事例も紹介いただきました。 2.意見交換 ・洞杉やホタルイカ、蜃気楼など、魚津にはたくさんの魅力があって、市民一人ひとりがその魅力を知るということが重要です。 魚津の魅力を体験する機会をぜひ企画してほしい。・いろんな所へ行って感じたこと、見て、聞いて、体験したことは心に響くし、その後の行動が変わり、波及効果もある。・生物の現状を把握する上では、まだまだ生息等の情報が不足しています。・温暖化の影響で根雪がなくなると、生物の生息環境が変わり、植生などが変容する可能性があります。・企業が生物多様性に取り組む際の成功の秘訣は、本業に取り入れていくことです。 原材料であったり製品であったり、それがブランド価値となって利益にもつながります。・魚津には3つの博物館(埋没林博物館、魚津水族館、歴史民俗博物館)があり、見学だけでなく、学芸員も含めてみなさんにもっと活用してほしい。・食べ物のおいしいエコツアーは人気があり、食べ物を通して学ぶこと、知ることはたくさんあります。・エコツアーで、地元に暮らしている方の話はすごくリアリティがあって、じっくり聞くことによってリピーターにもつながっているようです。・東京の人にとって富山のイメージは、海と魚であり、特に食としての魚はイメージが強いようです。・全国、世界から注目されることで、あらためて地元の魅力を知ることもあります。・様々な取組みを成功・継続するには、強力に推進する人、中心となる人が必要です。 ・・・・最後に、 私たち一人ひとりが「魚津の自然や多様性を守る」ことに参加する、関わる、ということが「魚津の自然環境を守り、将来につなげることにつながる」ということを会場全体で確認し、終了となりました。 博物館や関係団体等の展示 ・魚津水族館、埋没林博物館・魚津漁業協同組合、新川森林組合・魚津三太郎塾 その他・関連資料 生物多様性シンポジウムちらし(pdf:1.99MB)
生物多様性シンポジウム 「 私たちの未来と生物多様性 〜考えよう!わたしたちにできること〜 」
平成25年12月21日(土)に新川文化ホール(2F展示ホール)で開催いたしました。 魚津市では、豊かな自然と生物多様性の保全が次世代へと引き継いでいけるように「生物多様性うおづ戦略」 の策定をめざしています。 生物多様性って? 地域と生物多様性のかかわりって? 私たちには何ができるの? そんな生物多様性について、一緒に考えるきっかけになればと開催したものです。 なお、当日の模様は平成26年3月2日(日)から3月8日(土)までNICE−TVにて放送されました。
1.日 時 平成25年12月21日(土) 14時〜16時30分2.会 場 新川文化ホール 2階 展示ホール (魚津市宮津110 電話:0765-23-1123)3.主催等 魚津市 (環境省委託事業(魚津市生物多様性地域戦略策定事業))4.参加者 約200名
・会場の様子 ・開会あいさつ (山本民生部長)
魚津市(中央通り)のご出身、藤田 香さん(日経BP社環境経営フォーラム生物多様性プロデューサー/日経エコロジー編集記者)が、「生物多様性と魅力的なまち魚津を目指して」と題して基調講演を行いました。
生物多様性とは何か、私たちの生活と自然の恵みとの関わり、また、カゴメやマクドナルドの企業戦略、兵庫県豊岡市「コウノトリ米」や新潟県佐渡市「トキ米」を例に生物多様性を通した豊かなまちづくりなどが紹介されました。
第1部終了後、環境安全課から当日配布資料をもとに策定中の「生物多様性うおづ戦略」の内容や経過等を報告しました。 〜全体将来像〜 豊かな自然 多様ないきもの 未来につなごう ふるさと魚津
(パネリスト) 日経BP社 環境経営フォーラム生物多様性プロデューサー/日経エコロジー編集記者 藤田 香 氏 潟Gコロの森 代表 森田 由樹子 氏 、 埋没林博物館 管理係長・学芸員 石須 秀知 氏 (コーディネーター) 富山大学大学院理工学研究部理学領域 准教授 山崎 裕治 氏 はじめに、生物多様性に関する現状や取組みなどを各自ご紹介いただき、その後、意見交換が行われました。
1.現状や取組みなどの紹介(山崎氏) 水生生物と生物多様性について 富山の川には103種(国内では約360種)の魚が生息していること、外来生物のブラックバスがイタセンパラを捕食していたことがDNA鑑定により判明したこと、スナヤツメの遺伝的かく乱などの現状を紹介いただきました。(石須氏) 魚津市の植物に見る生物多様性と博物館について 市内には約1,600種の植物が記録されており、地形(海岸から2,400m級の高山まで)に由来して多様であること、しかしながら富山県レッドデータブック2012には107種が記載され一部絶滅が危惧されていることなど、植物の現状を紹介いただきました。(森田氏) 生物多様性とエコツアーについて 潟Gコロの森というエコツアー会社の代表を務め、エコツアーとは環境保全と観光振興と地域経済振興の3つが成立するツーリズムであること、自然・歴史・文化など地域固有の資源を生かしたエコツアーによって観光を成立させ、体感することで参加者の保全意識が変わり共感が得られることなど、県内でのエコツアー事例も紹介いただきました。
2.意見交換 ・洞杉やホタルイカ、蜃気楼など、魚津にはたくさんの魅力があって、市民一人ひとりがその魅力を知るということが重要です。 魚津の魅力を体験する機会をぜひ企画してほしい。・いろんな所へ行って感じたこと、見て、聞いて、体験したことは心に響くし、その後の行動が変わり、波及効果もある。・生物の現状を把握する上では、まだまだ生息等の情報が不足しています。・温暖化の影響で根雪がなくなると、生物の生息環境が変わり、植生などが変容する可能性があります。・企業が生物多様性に取り組む際の成功の秘訣は、本業に取り入れていくことです。 原材料であったり製品であったり、それがブランド価値となって利益にもつながります。・魚津には3つの博物館(埋没林博物館、魚津水族館、歴史民俗博物館)があり、見学だけでなく、学芸員も含めてみなさんにもっと活用してほしい。・食べ物のおいしいエコツアーは人気があり、食べ物を通して学ぶこと、知ることはたくさんあります。・エコツアーで、地元に暮らしている方の話はすごくリアリティがあって、じっくり聞くことによってリピーターにもつながっているようです。・東京の人にとって富山のイメージは、海と魚であり、特に食としての魚はイメージが強いようです。・全国、世界から注目されることで、あらためて地元の魅力を知ることもあります。・様々な取組みを成功・継続するには、強力に推進する人、中心となる人が必要です。
・・・・最後に、 私たち一人ひとりが「魚津の自然や多様性を守る」ことに参加する、関わる、ということが「魚津の自然環境を守り、将来につなげることにつながる」ということを会場全体で確認し、終了となりました。
・魚津水族館、埋没林博物館・魚津漁業協同組合、新川森林組合・魚津三太郎塾
生物多様性シンポジウムちらし(pdf:1.99MB)
〒937-8555 魚津市釈迦堂1-10-1 TEL:0765-23-1004 FAX:0765-23-1092
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