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2016年4月1日更新
黄色く色付くトチノキの森の中を、沌滝まで散策しました。魚津埋没林博物館の石須学芸員から、植物の名前や特徴のほか、この森の樹木などを上手に活用しながら営んできた、かつての山里の生活についても解説があり、興味深く話を聞きました。沌滝を背景に写真を撮り、カツラの葉の香りを感じ、風穴をのぞき、森の景色も楽しみました。心地よい汗をかきました。
山ノ守キャンプ場では、「片貝山ノ守紅葉まつり」が開催されており、山里の特産品販売などもあって、大変な賑わいでした。参加者の皆さんは、昼食をとりながら思い思いに楽しみました。イワナの塩焼きなど、山里の食の恵みも楽しめました。
午後は、まず野草茶体験を楽しみました。片貝三ケ村ふきんちょクラブの方々に指導していただき、身近な植物を使ったお茶を楽しみました。葉の種類ごとに、特徴や効能について解説を聞き、香りや味の違いを感じながらのティータイムで、癒しの時間ともなりました。参加者の皆さんは、家でも野草茶を楽しもうと、野草茶葉をお土産に持ち帰りました。
最後に、別又地区に整備された、水源涵養田・自然観察池を訪れました。完成後間もないこともあり、生き物観察とまではいきませんでしたが、ビオトープの意義や今後、観察が期待できる植物や動物について解説を聞きました。
参加者の皆さんは、改めて魚津の自然の素晴らしさを知り、私たちに豊かな恵みをもたらしてくれる自然環境を守っていくことの大切さを認識されたことと思います。ぜひ、今回の体験をご家族や知人の方へも伝えていただきたいものです。