１．緑の基本計画とは

　「緑の基本計画」は、都市緑地法に規定された「市町村の緑地の保全及び緑化の推進に関する基本計画」のことで、市町村が中長期的な視点から定める緑のまちづくりの指針となる計画です。

　本計画では、魚津市の公園緑地や農地、森林などにおける花や樹木のみならず、水循環を形成する水辺環境や、健康で文化的な都市生活環境など、人々の価値観も含めた「多面的な緑」について、「基本理念」を定めるとともに、民有地を含めた緑地の保全や緑化を進める際の「目標」を定めます。

２．前計画について

　平成８年に策定した前計画は、着実な人口増加や都市拡大の予想のもと、大規模な緑地整備などにより緑地を増やすことを主な目的とし目標数値を設定していました。今後も緑化推進を図っていく必要がある一方で、前計画策定から２０年以上が経ち、人口減少や少子高齢化などの社会情勢が変化していることなどから、既存ストックなどを活用した緑の整備推進が必要となっています。

３．計画見直しについて

　今回の改訂では、上位計画である「魚津市総合計画」に即し、関連計画である「魚津市マスタープラン」及び「魚津市立地適正化計画」などとの整合を図りながら、本市の緑のまちづくりの方向性や施策の進め方について、全体的な見直しを行うこととし、これからのまちづくりには、市民協働や官民連携手法の導入も必要不可欠なため、以下の３つのポイントに着目しながら計画の策定を進めました。

　見直しのポイント

　　〇　市民に愛され、未来に継承していく「多面的な緑」の保全

　　〇　「多面的な緑」の量を維持しながら質を向上させる持続的な運営管理

　　〇　地域組織や民間事業者なども含めた市民との連携や協働の更なる推進

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　　　　　　　　緑の基本計画（令和２年３月）